海の向こうで孤独にピアノに励む日常

ピアノ再開! ピアノが大好きな主婦のピアノ日記

キーシンの日本語  


先日行った キーシンリサイタルの続編です。

*******

4曲のアンコールのあとも、なかなか拍手は鳴り止まない状態でしたが、
もうアンコールはないなと悟った観客たちは
あきらめて、次々と会場を後にする。

私も自分の席を立って、ステージから降りる前に
ピアノのそばに行った。

あのキーシンが弾いたピアノが目の前にあるのです。
鍵盤を 『ポーン」と鳴らしてみたいという衝動を
ぐっとこらえて

(その時の私は まるで人参を顔の前につらされてる 馬状態!)

会場を後にした。


次に向かう先は ローズホールというリセプションルーム
での キーシンのサイン会。

朝から何も食べてなかったので バックにしのばせていた
チョコレートを食べたりして一息ついて
サイン会場に向かった。
そしてそこはまたすでに長蛇の列〜。

リセプションルームからはみ出て 廊下まで観客が並んでる。
列が全然動いてないと言う事は まだキーシンが楽屋から
出てきてないのだなと思い、また近くのソファに座って、
一息。

待っている間に 廊下の壁をみると、歴代の音楽家の写真と
手書きのメッセージが額にいれて 飾られている。
「私ってなんて素敵な空間にいるのかしら〜」なんて思いながら。

ホロヴィッツの写真も見つけました。

20180524035743d42.jpeg

写真の下には手書きで
"To Carnegie Hall, where it is always a great joy to play - with my very best wishes.
Horowitz ( ) 1970
「カーネーギ−ホールは いつも私にとって、嬉しく演奏できるところです。」
1970年 ○月 (月のところは写真が切れてしまいました)

やっと列が動きだしたので 私も列に並ぶ。
もうほとんど最後の方。

普通 アメリカでのサイン会ってカジュアルで
アーテイストと 写真撮ったり、話したりしても
オッケーなことが多いのですが、
カーネーギーホールのサイン会は係員が厳しくて、
写真撮影は 禁止。
キーシンと一緒のはもちろんですが、
遠くからキーシンがサインをしている所を撮ろうと
している人にも「だめです!」と言ってました。

全く、カーネギーホールってチケット高いのにサービス悪いな〜

でも すきを見て 急いでパチっと一枚!

20180524035745bca.jpeg


列が動いて やっと私の番がきた!
サインは そこで販売しているキーシンの新しいCD
にしてもらうことになってますが、
私はその他に 今読書中の キーシン の自伝本も
持って来てました。

201805310643147f5.jpeg

実は 表紙の裏に 前に行った別のキーシンの演奏会
でもらったサインがすでにある。

「あれっ?」と言う顔をしたキーシン

「またサインをすればいいですか?」

私 「これは先日のロシア語のコンサートの時にもらったのですが、

もうサインはいいので To: _____ って名前書いてくれますか?」

すると そばにいた係員が急に 横入りして

「今日はサインだけですよ!!」と厳しい口調。

”しょうがないか”と 思って「OK〜」と言って本を引き取ろうと
したその時、

キーシンが その係員に向かって、

「いいでしょう?それくらい。 もうそんなに待ってる人もいないんだし」

そして、本をとって、名前は?と聞いてくれるキーシン

私の名前をささっと書いた後 キーシンが

「oh、are you from Japan?」 (日本の方ですか?)

と質問してきました。

私が 「yes.」

と言うと うれしそうに 本を私から取り戻して

また何か書いてます。

「はい」と言って返してくれたのがこれ ↓

20180524035746116.jpeg

*個人情報なので私の名前の所はぼかしました。

英語のサインの下に カタカナで 「キーシン 」とサインしてくれてる!

そして その後も キーシンから話しかけてきてくれました。

ここからは その会話を実際の言葉一語一句実況中継です!

♪♪♪

キーシン :
私のコンサートに来てくださってありがとうごさいます。」(日本語)

(くださってなんて 敬語使ってすごい!それも へんなイントネーションとかもない自然な日本語。)

私も 負けずに 知ってるロシア語で

私:「スパシ〜バ、ジェンヤ!
(ロシア語で 「ありがとう」 ジェンヤは エフゲニーの愛称」

キーシン 「どういたしまして!」(日本語)

本当は アンコールで弾いてくれたキーシン自作の曲のことや、
今練習してる ショパンのエチュード 大洋の弾き方のこつも
聞いてみたいな〜と思いましたが
あまり話すのもあとの待ってる人に悪いと思って
本とCDを手にしてテーブルを離れました。

テーブルを離れ、部屋の外に出ようとした時も 遠くから

さよなら〜」(日本語)

なんて手を振って見送りしてくれたキーシン。


日本語が上手でびっくりしました。
キーシンって日本がお気に入りだと聞いてましたが
日本語もこんなに話せるとは知りませんでした。

「あの意地悪な係員がいなかったら、キーシンももっとしゃべって
くれそうだったのにな〜」と思いましたが、これは贅沢な要求か〜

ということで大変貴重なことを経験できた
思い出に残るリサイタルとなりました。


Posted on 2018/06/10 Sun. 07:00 [edit]

category: コンサート

thread: ピアノ - janre: 音楽

tb: --   cm: 6

カーネギーホールのステージに立つ♪キーシンと!  



おっほっほ ついにカーネギーデビュー⁉︎
キーシンと同じステージに立つ~?!?!?!

私もついに 
あのカーネーギーホールの
ステージに立ちました。 
あの大ホールを埋め尽くした観客を前にして、
それもキーシンと!

〜 な〜ンて書くと 本当に私がカーネーギーホールでキーシンと
共演したみたいですね。

紛らわしいタイトルですみません。

あの日から随分月日が経ってしまった。
興奮が冷めないうちに はやく書きたかったのに、
色々と家のこと家族の行事で忙しくて
今になってしまいました。
記憶を再現して書いて見ます


それは先日5月の20日に行われたキーシンのリサイタルでの事。

ステージに立った!と言っても

観客の一人として、ステージに設けられた席に
座ったという事なのですが、ステージの上で 
間近にキーシンの演奏を聞けて 素晴らしい、
貴重な体験をすることができたのでした。

キーシンのカーネギーホールでのリサイタルは久しぶり
とあって、チケットは発売すぐ売り切れになってしまってた。
空席がでないかたまにチェックしてましたがなかなかない。
できたらオーケストラ席の前の方で 
鍵盤が見える席ほしかったけど
そんな席はなかなかだれも手放さないです。


しかし、運良く当日にチケットが手に入って、
それもステージに設けられた席!
私舞い上がりました〜 キャ(/ω\*))((*/ωヽ)ァァ

2時スタートの公演。
係の人にはステージ席の人は1時から並んで
30分前にはステージに座ってないといけないということ。

まだチケット持ってなかったので、
ボックスオフィスでチケット引き取りだったのですが、
12時に開くボックスオフィスに着いた時はすでに長蛇の列 (°_°)
チケットは随分前から 売り切れとあったのに
当日のキャンセル券を求めて
並んでる人たちでしたがたくさん。
さすが NYでは チケットも高いのにキーシンの人気は
すごいです。

30分ぐらいでやっと チケットを受け取り、そして、
ステージ席の列に並ぶ。
前から数えてみたら 私は12番目ぐらいだったので
一番前の席がとれるかなとドキドキしながら待つ。

やっとステージ席用のゲートがあいて、中に入ると、

係員の人が、
「はい、壁に一列に並んでください。もうすぐ席に案内しますが、
それまでにお手洗いなど行きたかったら、後ろの人に自分の場所を
確保してもらってから行ってくださいね〜」

やっと時間になって、並んでる順に順番にステージになだれ込む。
運よく、一番前の 鍵盤から斜め後ろぐらいの席がとれる。
わくわく、ドキドキがピークに!

待っている間にステージの真ん中にあるスタインウエイの
フルコンの近くに行って、「これをキーシンが弾くのよね」と
じっくり観察。

20180524035740860.jpeg

20180524035733774.jpeg
↑ちょっと離れた場所から観客席を見渡す

20180524035734712.jpeg
↑ステージの床。 へへへ、間違えて撮っちゃったけど、貴重なのでこれもアップ!


そして、ピアノの横、よくピアニストがお辞儀をする所にも
立って、観客席を見渡す。 自分がピアニストになった気分〜

(そのあと、係員に『うろうろしないように」と注意され席にもどる)



20180524035742d28.jpeg
↑ 後ろからも写真をとってみる

時間になって、観客席のライトが消され リサイタルが始まる。

ステージ席の観客は みんなキーシンが出てくる、ステージドアを凝視してる。
私も右後ろのそのドアをみつめて、キーシンの登場を待つ。

ドアが開き キーシン登場とともに観客の大きな拍手が。
私の手の届くような距離でキーシンがピアノの方に
歩いていく。ひゃ〜

これが当日のプログラム。


20180531064313efb.jpeg




ベートーベンのハンマークラビアのソナタに
ラフマニノフのプレリュード op23 と op32という
なんともうれしいプログラム。


登場して、ピアノの椅子に座るなり、いきなり弾き始めるキーシン。
あんなにすぐに音楽に入り込めるってすごいな。

ステージ上の近くにいるので 音を立てないように
と緊張しながら、演奏をじっくりきく。

ステージで聞く音は 観客席で音より響きが少ないなと感じる。

『キーシンにはこんな風に聞こえているのだな」

きっと よくブロ友さん達がやっている『弾き合い会」なみの
距離でキーシンを聞いてるんだと思うとまた感動が増す。

そして、じっくり弾いている手も観察

☆ 気づいたこと

◉ 手首は高め 結構上からかぶせるような感じで弾いてらした。

◉ 小指は垂直に鍵盤を打鍵してることが多かった

◉ ソフトペダルはほとんど使わない(意外でした)

◉ アルペジオ 親指潜りしないで手を水平に移動 (当然ですが〜)

番外編
◉ フレーズの前に鼻がから息を吸う音がけっこう大きい

◉ 弾いてる時に「う〜』っていう唸り声も結構聞こえた 





ベートーベンのソナタは 3楽章が気に入りました。
ラフマニノフのプレリュードはさすがキーシンという
感じで素晴らしかった。


★ そして、すばらしいアンコールの数々

♪ スクリャービンのエチュード

♪ キーシン 自作の曲

♪ ラフマニノフの鐘

♪ チャイコフスキー メデイテーション


その後も拍手は鳴り止まなかったけどこれでアンコールはおしまいでした。


20180524035739b97.jpeg

20180524035737025.jpeg

20180524035736a6e.jpeg


このあと サイン会に行きましたが、長くなるので続編で。

Posted on 2018/05/31 Thu. 07:40 [edit]

category: コンサート

thread: ピアノ - janre: 音楽

tb: --   cm: 4

シフさんの マスタークラスに行って来た~ ♪!  


先日 ニューヨークのジュリアード音楽学院で行われた アンドラス シフ氏の
マスタークラスに行って来ました!

マスタークラスと言っても もちろん私は聴講の身です。
それでも まるで 自分が レッスンを受けているような 錯覚も覚えるくらい
とっても丁寧な、実になるマスタークラスなのでした。

シフ氏といえば 世界各地で マスタークラスを教えられいて、
youtubeでも動画が 沢山出てます。 
私も たまに 動画をみていたので
「実物のシフさんは どういう人なのだろう? 」
「どんなアドバイスをくれるのだろう? 」
と ずっと前から 楽しみにしてこの日に臨んだ のでした。

実物のシフさんは YouTube 動画 で見る通り、 優しく 淡々とした口調で
話す とても人柄の良さそうな 優しいおじさまという 感じでした。

そして、所々に ユーモアをさりげなく 挟んで  
観客を笑いの渦に巻き込む お茶目なところもあって、
とっても楽しいレッスンでもありました。

ジュリアード音楽院の小さなホールを埋め尽くたこのイベント。
実際にレッスンを受けたのは 音楽学院の3人の生徒。

そして プログラムは 第一曲がなんと〜、イタリア協奏曲!!!
私が 今 取り組んでいて 虜になっている曲なので 飛び上がるぐらい 喜びましたよ〜

プログラムは以下の通りです。

   ☆ イタリア協奏曲 1〜 3楽章

   ☆ シューベルト 即興曲 op 142-3

   ☆ シューマン ソナタ 1番 op.11

シフさん 口調はとても優しいですが 、生徒が 美しくない音を出したり、
機械的な弾き方をすると 「あやや〜」と言って しかめ面したり、
2台のピアノがあるのに わざわさ 生徒の椅子のほうに
座ってりこんで 弾いて教えようとしたりと、 レッスンが進むにつれて
シフさん自身も入り込んでました。

また 生徒が弾く横で いつも 歌ってらして、生徒が 歌うように 弾かない
すぐ止めさせて、 生徒に 「歌ってごらん〜」とそのフレーズを 歌わせたり。

そして よくたとえを用いた 説明をされて、
手はいつもストリングを弾いているようなジェスチャー。
「ここは ホーン」 「ここはテインパニ」などと 
オーゲストラの楽器に例えて 説明したり。

演奏してる時 シフさんの頭の中って「こう言う風になってるのか〜」
なんて思いました。

クラスが終わったあと シフさんが出てくるのを待ちました。
ジュリアードストアで買った ばかりのフランス組曲の楽譜を手にして!

いよいよ シフさんが 私の 目の前に来たのに、
緊張して 何も言えないで もじもじしていた 私に
自分から さっと手を差し伸べて、握手してくれました。

「サインお願いします!」 と楽譜を差し出すと シフさん、
フランス組曲の表紙をみたあと、中身を パラパラ〜っと めくって
「 ah- Very nice 」
とにっこり笑って サインしてくれました。

それがこれ ↓

201710190602031f4.jpg



レッスン内容はどれもすごく勉強になって 今更ながら、
ピアノ演奏の奥深さを痛感させられました。

レッスンの概要は 時間があるときに続編で書けたらな〜と思います ♪


20171019055809e50.jpg

クラスの後 ホールで歓談するシフさん







Posted on 2017/10/19 Thu. 06:42 [edit]

category: コンサート

thread: ピアノ - janre: 音楽

tb: --   cm: 6

Profile

Latest journals

Latest comments

ブログ村

カウンター

フリーエリア

リンク

カテゴリー

Monthly archive

全記事表示リンク

友達申請

Display RSS link.

Search form

メールフォーム


▲Page top